株式会社愛伸エージェンシー

2025年11月27日　制定

　株式会社愛伸エージェンシー（以下、「当社」といいます）は、保険代理店として、長期的な視野に立ち、健全な経営に徹するとともに、高い倫理観を持って業務を運営いたします。当社は、経営理念に則り、社会（お客様）の良き相談者としての責務を自覚し、社会の未来形成に貢献すべく、常にお客様本位で考え抜き、お客様に誠実かつ真摯に向き合ってまいります。

　真のリスクマネジメントとは、私たちが一方的に情報を提供するだけでなく、お客様ご自身がリスクに対する理解を深め、主体的に未来を選択できる力を持つことだと考えます。その実現に向け、私たちはここに宣言します。

「私たちは、お客様と共にリスクマネジメントに関するリテラシーを高め、 

                            未来の不確実性に共に備えるパートナーであり続けます。」

　お客様との対話を通じて、共に学び、共に成長することで、お客様一人ひとりが最適な備えを構築できるよう、全力でサポートしてまいります。

　今後も、当社の業務に関わるすべての人の幸福な人生を追求し続けるため、あらゆる業務運営においてお客様本位で行動することを誓います。

＜方針１＞お客様の最善の利益の追求

　当社は、複数の保険会社の保険商品を取り扱う代理店として、法令等を遵守することはもちろん、すべてのお客様の最善の利益を追求するため、以下の方針を定め、全役職員がこれを実践し、お客様の信頼に応え続けることをお約束します。

＜具体的取組み＞

1. お客様の最善の利益を第一に、高い倫理観を貫きます。保険・税務等の専門性を常に磨き、プロとしてお客様のニーズに最適な解決策を提供。この「倫理観」と「専門性」の両輪で、お客様との長期的な信頼関係を築くことをお約束します。

2. お客様一人ひとりに寄り添い、ご意向と実情に沿った最適な商品を提案します。リスクも分かりやすく説明し、特に投資性商品はより慎重に対応。ご契約後も、すべてのお客様への継続的なアフターフォローを欠かさず、長期にわたって信頼にお応えします。

3. 各保険会社が行うお客様アンケート結果を社内にフィードバックし、業務改善の機会とします。明らかになった課題は原因を分析し、研修見直し等の改善計画を実行。同時に、高評価の取り組みは好事例として全社で共有し、組織全体のサービスレベル向上を目指します。

＜方針２＞利益相反の適切な管理

　当社は、保険代理店として、『当社の収益や都合と、お客様の利益が相反』（利益相反）し、お客様の利益を不当に害するおそれのある取引を適切に把握・管理するための体制を整備し、その維持・改善に努めてまいります。

全役職員がお客様の最善の利益を第一に行動することを徹底し、いかなる場合も会社の利益を優先することでお客様の信頼を損なうことのないよう、以下に定める取り組みを実践します。

＜具体的取組み＞

1. お客様のニーズに基づく、客観的な商品比較と推奨プロセスの徹底

 担当者の判断や手数料に左右されない提案のため、複数社の商品を客観的に比較・提示し  ます。お客様のニーズに対し、なぜその商品が最適かを具体的に説明・記録。管理職による定期的なチェックで、常に顧客本位の推奨を徹底します。

2. 顧客本位の業績評価・報酬体系の構築

短期的な手数料収入に偏らないよう、新たな評価制度を構築します。売上だけでなく、お客様満足度や契約継続率、提案の質といった多様な指標を評価に導入。これらを報酬と連動させ、お客様と長期的な信頼関係を築く姿勢を正当に評価します。

＜方針３＞手数料等の明確化

　お客様にご負担いただく費用について、その詳細と目的を明確にし、透明性の高い情報提供と分かりやすい説明を徹底します。特に変額保険では、お客様が十分にご納得の上でご契約いただけるよう努めます。

＜具体的取組み＞

1. 契約前における各種費用の「見える化」と丁寧な説明

変額保険の契約前に、保険・運用関係費用や解約控除等の詳細と目的を当該保険会社の補足資料でご説明します。お客様が契約全体のコストを正確に把握し、ご判断いただけるように努めます。

2. 募集人に対する継続的な教育と研修の実施

全募集人を対象に、変額保険の複雑な費用構造や説明スキルに関する研修を定期的に実施します。お客様の視点に立った平易な言葉で説明できるよう、社内全体の対応品質を高めてまいります。

＜方針４＞重要な情報のわかりやすい提供

　適合性の原則に基づき、お客様のご意向に沿った商品をご提案します。保険会社の資料を用い、リスク等の重要情報を平易な言葉でご説明し、お客様が十分にご納得の上でご判断いただけるよう努めます。

＜具体的取組み＞

1. お客様への最適な商品の明確な説明

お客様への最適な商品（推奨商品）の説明時には、なぜその商品が最適なのか、選定理由を明確にご説明します。

2. 保険会社資料の図やグラフの活用

変額保険等の複雑な商品は、保険会社のパンフレット等の資料を活用します。特に図やグラフ等を指し示しながら、お客様のご意向と商品の特性がどう合致するのか（適合するか）を明確にご説明します。

3. 平易な言葉での対話を通じた相互理解

専門用語を避け、平易な言葉で対話することを徹底します。お客様からのご質問に真摯にお答えし、認識の齟齬がないかを確認しながら、お客様がご自身の判断で最適な選択ができるよう支援します。

＜方針５＞お客様にふさわしいサービスの提供

　当社は、お客様一人ひとりの状況とニーズを最も重要な指針とします。 個人のお客様に対しては、その知識、ご経験、財産の状況およびご契約の目的に照らし合わせた「適合性の原則」を遵守します。法人のお客様に対しては、事業の継続と発展に貢献するため、その事業規模や事業内容に潜むリスクを的確に把握し、最適なソリューションをご提供します。

＜具体的取組み＞

　お客様のライフプランや知識・ご経験、リスク許容度等を丁寧にヒアリングします。その内容に基づき、お客様にふさわしい商品を選定し、なぜその商品が最適なのか、選定理由を明確にご説明します。

【個人のお客様】

1. 丁寧なコンサルティングとご意向の把握

対話を通じてお客様のライフプランやご意向を正確に把握し、最適な商品提案の基礎とします。

2. お客様の状況に応じた商品の推奨と説明

お客様のご意向に基づき、メリット・デメリットを説明し、ふさわしい商品をご提案します。

【法人のお客様】

1. 事業内容のヒアリングとリスクの分析

お客様の事業内容をヒアリングし、専門的な視点からリスクを分析・評価し、可視化します。

2. 事業戦略に合致した保険の設計と提案

分析したリスクに基づき、お客様の経営戦略に適合した最適な保険プランを設計しご提案します。

＜方針６＞従業員に対する適切な動機付けの枠組み

　当社は、お客様の最善の利益を追求する行動を最も尊重します。従業員の報酬・業績評価は、販売件数や手数料に偏重せず、お客様からの信頼や満足度を評価の主軸とします。

継続的な研修を通じて、全従業員が高い倫理観と専門性を持ち、お客様本位の行動を実践する企業文化を醸成します。

＜具体的取組み＞

1. 顧客本位の業績評価制度の構築

販売実績だけでなく、契約継続率やお客様満足度を評価項目に加え、適切な募集活動を評価します。

2. 研修体系の充実と資格取得の推奨

定期的な研修と資格取得の推奨により、従業員の専門性と倫理観の向上を図ります。

3. 企業文化の醸成とガバナンス

経営陣がお客様本位の重要性を発信し、お客様の声を社内で共有し、企業文化として浸透させます。

お客様本位の業務運営に関する取り組み状況について

 当社が掲げる顧客本位の業務運営方針に沿って業務運営がなされていることをお客様にご理解いただくために、当社は定期的にKPIを公表してまいります。（毎年3月末の状況を、同年6月末を目途に公表してまいります。）

1. 契約継続率

指標: 損害保険 契約継続率：96%

生命保険 60ヶ月 契約継続率：90%

【方針1】【方針2】【方針５】【方針6】の成果指標として公表してまいります。

2. お客様満足度アンケート

指標:取引保険会社提供のアンケート活用による回答率：10%

アンケートにおける満足度（「満足」「大変満足」等の合計）：90%以上

 【方針1】【方針4】【方針５】【方針6】の成果指標として公表してまいります。

3. 募集人の専門資格保有率

指標:損害保険トータルプランナー 資格保有者割合：50%

ファイナンシャル・プランニング技能士 資格保有者割合：50%

【方針1】【方針3】【方針５】【方針6】の成果指標として公表してまいります。

4. 「提案の分かりやすさと適合性」に関する総合満足度

指標: ご契約時に当社独自アンケートにおいて、「提案の分かりやすさと適合性」に関する

すべての質問項目で「満足」以上の評価をいただいたお客様の割合：90%以上

【方針3】【方針4】【方針５】の成果指標として公表してまいります。